中学受験には、他の受験にはない精神的ストレスがあります。

高校受験のようにほぼ全員が受けるわけでもないし、
大学受験のように2度、3度と挑戦できない状況があるのです。

親ばかりでなく、当然、子どもも不安になっています。
子どもがやる気をだして、勉強に取り組むためにも、不安を取り除いてあげましょう。
それは親にしかできない役割です。

まず、不安を取り除くためには、子どもを信じてあげることが一番です。
そして、その信じている、という気持ちが分かるように伝えてあげましょう。
「あなたは大丈夫！」と断言してあげるのです。

子どもは、たとえ不安であっても、口ではあまり気持ちを訴えてこないものです。
“今この子ちょっと心配そう・・・・・”と、感じたときには、
「そんなこと大丈夫。ママは知っているからね」
「大丈夫。今は成果が見えなくても、着実に前に進んでいるから」
と、言ってあげましょう。

大好きなお母さんからの「大丈夫」に、
子どもは、安心して勉強に集中することができるようになるでしょう。

「大丈夫」を伝えるときには、心からそう信じることが大事です。
いくら言葉で「大丈夫！」と言っていても、顔が心配そうだったり、語尾に不安がにじみでていたりすると、
かえって子どものストレスを大きくしてしまいかねません。

言葉だけではなく、目からも、その思いが伝わるくらいの気持ちを込めて
「大丈夫」と、言ってあげましょう。