「もっと自信を持って!」
そんなことを言われても、なかなか自信など持てないものです。

しかも困ったことに、自信とは、いったんでてきても、
ちょっとしたことでなくなってしまう、そんなデリケートなものでもあるのです。

とかく自信を失いがちな受験生には、
プレッシャーに負けないよう継続的な周りからの働きかけが必要です。

一日の終わりに、その日を振り返ってみましょう。
「今日、どんなことを頑張った?」
どんな一日を過ごしたにせよ、なにか頑張ったことがあるはずです。

それを、子どもに考えさせましょう。
話すことによって、自分の頑張りを意識することができます。

”今日は○○を頑張った”その思いは、”次は○○ができる”というステップアップにつながります。

子どもの出した答えに評価は必要ありません。
ただ、共感してあげるだけでいいのです。

「そうなんだ、今日は漢字の勉強に力を入れたんだね。頑張ったね」

アドバイスをしたいときには、”まず今の状態を受け入れて”、そしてその後につけくわえましょう。

「今日は漢字を頑張ったんだよね。じゃあ、明日は、なにを頑張る日にする?」
「明日は算数を頑張ってみようか?」

一日の終わりに、お母さんから、たくさんの共感をもらい、十分に認められた子は、
安心して、ゆっくりと深い眠りにつくことができるでしょう。

今日の自信が明日の頑張りの力になるはずです。