子どもの意見や考えを聞くのと同様に、大事なことがあります。

それは、子どもの気持ちを聞くことです。

感情レベルまで、掘り下げて聞いていきます。

例えば、通い始めた塾で、みんなのレベルについていけずに、
自信を失ってしまっているような場合、

「それで、みんなのことを見ていて、どんな気持ちになったの?」
「焦った」
「心配になった」
「もう駄目だと思った」

など心にある感情を吐き出させてあげましょう。
そして、その気持ちをまずは、しっかりと受け止めてあげます。

「そうか、心配になってしまったんだ、そりゃそうだよね、みんなは去年からやっていて慣れているものね」。

自分の気持ちを客観視でき、それはを受け入れてもらえれば、だいぶ楽になるはずです。

「じゃあ、その心配な気持ちはどうなったらなくなるか、一緒に考えてみようか?」
「宿題をきちんとやっていけば、心配がなくなる」
「予習を少ししていけば、授業の不安がなくなる」

など、きっと、子ども側から答えが出てくるしょう。

うれしい感情も同様です。
塾でいい点取った、と明るい顔をしているときは、

「それで、点数を読み上げられたとき、どんな気持ちだった?」
「うれしかった」
「楽しかった」
「自信がでた」
いろいろな感情を引き出してあげましょう。そして、しっかりと共感してあげましょう。

流れて過ぎ去っていた、なんとなくうれしかった気持ちも、
どんな感情だったのかを言葉にすることによって、1つの成功体験となるのです。