勉強の合間のたわいない親子の会話。
これは、ちょっとしたブレイクとして、とてもリラックス効果があるように思います。
勉強とは関係ない話題もいいでしょう。

子どもにたくさん話しをさせてあげましょう。
たくさん話せば気分はリセットされますし、それをしっかりと聞いてくれる人がいれば、
その安心感が自信につながっていくのです。

子どもにたくさん話させるために、効果的な質問があります。
話を聞きながら、
「へぇ、それでそれから他に、なにかある?」
「それから?」「それから?」
と、子どもの中から、どんどん言葉を引き出していくのです。

子どもの頭の中にあるいろいろな思いは、決してきちんと並んでいるわけではないので、
全て順番に取り出して話していくことは、とても難しいのです。
たいてい思いつくまま、そのときに頭に浮かんだものを話しているのでしょうが、
実は、心の中には、まだまだ気持ちが残っていたりするのです。
その中には宝物の気持ちがあるかもしれません。

「まだきっとあるよね」「もっと聞きたいわ」
こんな気持ちを込めて、子どもの気持ちを引き出してあげましょう。
聞いていくと驚くほどたくさんの言葉が、子どもの内から出てくるはずです。

「他に、なにかあるかな?」
聞かれた子どもは、自分の思いを言葉にしていく過程で、
自分では思いもよらない考えを持っていたことに気づいたり、
想像もしないところに解決策があったことに気づいたりするものです。

日に日に勉強は厳しくなりますが、親子で向き合える貴重な時間もとても重要です。
たくさん話をして、触れ合うことの大切さも伝えていきましょう。