子どもは、「すごいね」「よくできたね!」と言われれば安心し、
自信とやる気を起こしていくものです。

成長過程で一番大切なのは、頑張っている姿を褒めてあげること。
あなたが努力して変化していることを「ちゃんとみているよ」という気持ちたっぷりで、
声をかけてあげるのです。

はじめは、「よくできるようになったね!」「ずいぶん集中できるようなったね」と。
慣れてきたら、もっと具体的に「なに」がどのようになったのか、その変化を伝えてあげましょう。

「この間は、10分かかっていたのに、すごい!今日は5分でできたじゃない!」
「朝起きるのに、5回も6回も言わないと起きなかったのに、最近は1回で起きるようになったね。さすが!!」

ただ子どもを褒めるときに、一つ気をつけなくてはならないことがあります。
それは常に“結果だけを見ていないか”ということ。

結果がいいときは“いい点を取るとお母さんが褒めてくれる”でよいのですが、
悪いときに褒めてもらえないと、“いい点を取らない子のことは、お母さんは嫌いなんだ”
となってしまう可能性もあり、要注意です。

褒めるときには、その「頑張り」に注目してあげましょう。

結果までの過程をしっかり見て、その変化に気づいて褒めてもらえた子どもは、
途中で苦しいときがあっても、「お母さんが見てくれている」と安心して進んでいくことができるでしょう。

見守ってくれる人がいると感じることで、できないことを恐れず全力投球ができるようになるはずです。
安心感こそ、子どもを前進させ成長させるのです。
お母さんが“ちゃんと見ている”ことで、自信を持ち、どんどん頑張る力を身につけていきます。