保護者に萎縮してしまうスタッフへの応策

「結婚もまだ、子育てもまだ…。
若き講師Aさんにとって、もの言う保護者は
脅威的な存在のようです。
家庭に電話をかける際にも、
保護者会や保護者面談の際にも、
Aさんが辛そうな顔をしているのが
気になります。

保護者の方にはこちらから声掛けを、
そして積極的に関わる様に、
とは伝えているのですが、
どうもうまくいっていない様子です」

>>>子育てコーチ・江藤真規の視点<<<

保護者が怖い」こう思っている以上
どれだけ説得したところで、
Aさんの保護者にする応から
恐怖心が消えることはないでしょう。

Aさんの保護者の捉えを変容させるためには、
保護者像を言葉で伝えて恐怖心を取り除くことより
【小さな成功験】を積ませることが近道です。

しかし、保護者にする恐怖心がある限り、
なかなか成功験を積むこともできません……。

まずは、Aさんの「保護応以外の部分」での自信を
回復させることからスタートしてみてはいかがでしょう。

1.Aさんの話をよく聴く

「最近どう?」と声をかけ
Aさんの心のなかにあることを
吐露させてあげましょう。

2.Aさんのいいところを見つけて承認する

どんなに些細なことでも構いません。
Aさんの具的取組にして
「頑張っている」「いいアイディアだ」と
【承認】をしてあげましょう。

講師や教師という職業には
孤独がつきものです。
先輩講師からのコメントは、
大きな支えとなるはずです。

3. 保護者も課題を抱えていることを伝える

たとえ横柄な態度を取る保護者であっても、
実は課題を抱えて悩んでいることを伝えましょう。
そして塾講師という存在が、
保護者にとっては支えとなっていることも加えれば、
なお良いと思います。

「Aさんなら、きっとよきアドバイザーになってあげられる」
そういった気持ちをもって伝えることができれば、
Aさんの保護者にする考え方は、変わるかもしれません。

4.具的な手法を伝える

保護者との会話の仕方には、
あるコツがあるはずです。
そのコツを具的に伝え、
小さな成功験を積めるところまで
支援してあげましょう。

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日常の業務をしながらの育成には、
きっと難しさがたくさんあることと思います。

しかし、保護者が各講師にして◯や×をつけず、
どの講師も◯という環境を作るためにも、
緊急ではない「スタッフ育成」にも
是非とも力を入れて頂ければと思います。