イマドキ保護者のREAL VOICE-教育コーチングの視点-

case.20  小学1年生女子のお母さん
「小1から塾、早いですか?」

「4月から娘が小学校に入学しました。
娘は動物が大好きで昨年、いとこのお姉ちゃんが通う
中学校の文化祭に連れていったところ、動物の生態発表の展示に興味津々。
『私も、ここに行きたい』と言うので『テストに合格しなくては』と教えました。
本人はやる気です。
うちの子のように勉強が好きそうなタイプの場合、
1年生から塾に通わせてもよいのでしょうか。

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勉強する力の土台ができる低学年の時期。

子どもも保護者も通塾を願うのならば、
この時期に塾に通うことには大きな意味があるはずです。

まだ早いのでは…という言葉の背景には、
「勉強漬けになってしまうこと」「競争社会に身をおくこと」
する懸念があるはずです。

的に展開されている授業内容のみならず、
低学年の授業が本当に目的としているところ、
得られる力が将来どのような力につながっていくのか…。

そして変容する社会においてそれらの力がどれだけ大切であるかを
相手が納得できる形で説明をしましょう。

この時期に得られる力は非認知的な力(見えない力)が主。
説明をしなければ保護者は
「塾に通っているのに成果が見えない…」となってしまいます。

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解決に導く「提案」のヒント
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1)ハッとする言葉からスタート。
問いかけからスタートすれば、相手は更に興味を示してくれます。

「お母さん、低学年の授業と高学年の授業では何が違うと思いますか?」
→「低学年の授業と高学年の授業では、脳の全く異なる部分を使うんです」

「お母さん、この時期の学習塾とは何をする場だと思いますか?」
→(勉強です…よね…?)という言葉を受けて
「勉強をするのではなく、勉強のやり方を習得するんです」
「 “勉強がどれだけ楽しいか”を徹底的に染み込ませます」

2)教育がどれだけ変化してきているかを具的に、
そのために非認知スキルを、今培える環境を整えておくことが
いかに将来の財産となるかを説明する。

○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○
(具的な言葉、何か入れたほうがいいと思います)

3)塾に通うことは子どもにとっては楽しみであることを、
質問によって気づかせる。

「この時期の子どもにとって、学習塾とはどのような場だと思いますか?」
→「“全力で遊べる場、楽しい友達と遊べる場“子ども達はこんな風に言っています」
「この時期の子どもにとっては、遊びと勉強の境界線はありません。
みんなでわいわい、とても子どもらしい時間を過ごしながら、
大きな刺激を与え受けあっていますね」

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興味もあるけど不安もある。
そのような保護者には、質問がやはり効果的。
問いかけから不安を吐き出してもらい、
その不安は単なる勘違いや誤った解釈であることを、
お伝えできるといいですね。