頑張りの評価指標


塾の経営においては、
スタッフ個人の目標、組織の目標等
評価指標を大切にされていらっしゃることと思います。

塾に通う生徒にとっては、
「成績」が個人の目標達成の指標です。

お金を払い、塾に通わせている親にとっては
「成績」として示される数字が
一番興味深い評価指標となります。

故に、子どもが持ちかえってきた答案に対して、
保護者の目は
1.点数
2.間違っているところ
という順番に向けられます。

悲しいかな、出来ている問題には
あまり保護者の目は向けられません。

しかし、子どもの頑張りの指標とは
成績だけではありませんし、
頑張ってできたところを素通りされてしまっては
次に向かう意欲がわきません。

数字となる前の個人の努力や省察行為が
学習において最も大事なところであり、

なんとか、子どもの頑張っている経緯を
保護者とも共有できるよう
保護者が興味をもつような形で
見える化することはできないものでしょうか。

保護者の目が
1.点数
2.間違っているところ
という順番に向けられることを回避し

出来ているところ
次なる課題
へと向けられるような仕組みです。

家庭と学校(塾)の連携は
子どもの成果を生み出します。

そして、保護者と先生が
共通の指標を軸に、
共通の言語を使って子どもを励ましていくことができれば、
更にその効果は高まると言えるでしょう。

保護者会や保護者面談とは
塾と家庭がゴールセッティングの共有をし
お互いの役割分担を確認しあう場です…。

理想論かもしれませんが、
このような取り組みができれば
子どもの才能はますます開花されていくこと間違いなし。

時代の変容とともに
塾に期待されることも大きく変化しつつあります。

塾と家庭が共有できる「新しい評価指標」をつくっていけるよう
私もアイディアをねっていきたいと思っています。