「意見を言ってもいい?」
子どもが勉強をしていると
「そうじゃないでしょ」
「もっとこうしたほうがいいわよ」
と、口を挟みたくなってしまいますよね。親としては、良かれと思ってしている「アドバイス」でも、場合によっては「小言」と捉えてしまう場合もあるでしょう。
繰り返すうちに、子どものなかにストレスが溜まっていき、次第に「お母さんの言葉=小言=聞きたくない」という方程式が出来上がってしまいます。
そうならないためにできることとして、まずは子どもにストレスを感じさせるほど繰り返しているかどうか、頻度を確認をしましょう。
自覚をもつのです。
確認方法は、とても簡単です。
1日のなかで交わす親子の会話の発端が、誰にあるかをカウントするだけ。会
話に発展しなかったとしても
「手を洗ったの?」
とか
「宿題しちゃいなさいね」
とか、そういう声がけもカウントします。
最低でも2日、できることなら1週間続けてみてください。多くのお母さんが自分発信の多さに驚愕します。
自覚ができたら、次は「本当に伝えたいこと」を見つめてみましょう。
その上で、子どもの耳にきちんと届けたい言葉であれば、いつもとは違ったかたちにしてみます。
「ここ最近の過ごし方で思うことがあるんだけど、ママの意見を言ってもいい?」
「あなたの勉強の仕方を見ていて、思うことがあるの。意見を言ってもいいかしら」
自分が話し始める目に、相手に注意を促すというのはとてもいい方法です。
そして子どものほうで聞く体制が整ったら、指示ではなく、あくまで「私はこう思う」という意見の一つとして伝えます。
子どもが意見を言えるようになることも大切ですが、同じくらい話を聞くこともコミュニケーションをとる上で大切なこと。
親がしっかり意見を伝えることによって、子どもの聞く力を養いましょう。
written by 江藤 真規
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