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今回のご質問

塾の宿題はするのですが、
父親がいろいろ買ってくる問題集はしてくれません。

何を目的として勉強させるのか?

是非、考えていただきたいのは、
「何を目的として勉強をさせるのか」ということ。
もしも、何らかの理由で大量な問題を「こなす」ことを目的としているなら、
手当り次第、問題集を問いていくことは重要かもしれません。
しかし、苦手を克服したり、力をつけたり、
更には受験のための勉強であるなら、
量をこなすことにはさほど意味がないと感じます。
それ以上に、じっくり取り組み、「分かった」経験を重ねていくことの方が、
ずっと大切なのではないでしょうか。

恐らく今、感じていらっしゃる不安は、
「手元にやりきれていない問題集」があることからくるもの。
目の前に、やっていない問題集が積み上がっていれば、
「できていない」ことが気になるのは当然です。
「量をこなすこと」に特段意味がないのであれば、
余計なものは手元におかず、一つのことを信じる勇気を持つことの方が、
良い成果につながると感じます。

もしもお子さんまでもが、
「こんなに問題集があるのに全然できていない」と、
ありすぎからくる消化不良感を感じているなら、それは逆効果です。
「できていない」ではなく、「できた」、「終わった」を経験させる方が、
圧倒的に実力となるはずです。
そもそも、その方が楽しいですよね!

塾の教材は、受験というゴールまで見通しをたてて作り込まれています。
信じてついていく、そして、できたところに目を向けていく…。
安定した気持ちで勉強に臨むことが、
最高の成果への一番の近道と言えるでしょう。
とはいえ、どうしても不安なら…、
塾の先生に聞いてみるといいと思います。
きっと、納得感ある回答をいただけると思いますよ。