塾現場のREAL VOICE-教育コーチングの視点-
case.4 保護者への電話連絡の対応策
「電話連絡をすると、お母さんが
日常で困っていることの話が始まり、
なかなか電話を切ることが出来ません。
何度も『それでは…』と仕向けても、延々と続いてしまいます。
仕事が進まないし、帰宅が遅くなるし、どうしたものでしょう」
↓↓↓ 子育てコーチ・江藤真規の教育コーチングの視点 ↓↓↓
話好きな人であれば、はじめのうちはいいのでしょうが、
こちら側のことを全く考えずまくしたてられてしまうと、
相当な時間がかかってしまい、正直困りますね。
かといって、「すみません、時間がないので」と
ストレートにも伝えられません。
ポイントは、相手の話しを聞きながら、
少し違った角度で問いを投げて、
「相手に考えさせること」
「それを次回に伺うこと」
時間をズラすことにあると思います。
=========
やり取りの「一例」
=========
1 まずは傾聴
あなたの話に興味を持っていますよ、
というスタンスで、応答しながら耳を傾けます。
2「ちょっと、うかがっていいですか?」
この一言で、流れを変えます。
相手がもっている主導権を、こちら側にパスしてもらうのです。
話をさえぎるわけではありません。
あくまでも相手の話に興味をもちつつ、
3「いろいろお話しくださり、ありがとうございます。
お母さんはこれらの1番の原因は、何にあると思いますか?」
本質に目を向けられる問いを投げかけます。
事象に向けられていた視点を本質に向けてみれば、
考えることが必要となり、自ずと言葉数は少なくなるはずです。
4「(答えがなかなか出ない場合)難しいですよね。
しかし、一番大事なことだと思いますので
次回までに考えてみてくださいますか?」
「(答えがすぐに出てきた場合)よく考えていらっしゃいますね。
では、そのような状況に至る一番の要因は何か、
次回までに考えてみてくださいますか?」
いずれも問いとして切り返し、
次回への課題としてみるのも1つの手。
保護者の満足感は非常に高まるはずです。
↓↓↓↓ ↓↓↓↓ ↓↓↓↓
電話連絡や面談の際には、
興味をもった上で聴くきながら、
こちら側でコントロールはしていきたいものです。
相手に考えてもらう。
是非、試してみてくださいね。
この記事へのコメントはありません。