保護者が子どもを「超」過保護に育ててしまう

お子さんが大切過ぎて、
子どもから嫌われるのが怖くて、
自分に自信がなくて…、

保護者が子どもを「超」過保護に育ててしまうケースは多くあります。

正確には、周囲からみて「超」過保護だな~と思われる
子育てをしているケースです。

この子は一度も親から怒られたこと、ないんだろうな…。

そのような生徒さんを受け持ったことはありませんか?

そういう環境で育った子どもは、
叱られることに慣れていないので、
ちょっと大きな声を出しただけで
傷ついてしまうかもしれません。

保護者がすぐに怒鳴り込んで来るかもしれません。

子どもの指導も、保護者の対応も難しいことと思います。

では、このようなケースでは
子どもに、保護者に、どう対応すればいいのでしょうか。

まず、先に意識を向けるのは
当然子どもへの対応です。

基本的に、子どもとの関係が上手くいっていれば
保護者との関係は上手くいくものです。

保護者のことは横におき、
子どもとの信頼関係を構築することに
是非とも意識を傾けて頂きたいと思います。

子どもへの対応ですが、
特に叱られることに慣れていない子どもには
サンドイッチ法をお勧めしたいと思います。

①子どもを承認するメッセージから始める。
(些細なことでもいいので、何かいいところを探してそれを伝える)

②事実をそのまま伝える。
(なんでそんなことをしたのか?という詰問や尋問ではなく、
 事実をそのまま伝えることが重要です)

③信じているという気持ちを最後に伝える。
(あなたならできると思うので伝えたというメッセージ)

叱るとは、事実をフィードバックすることでもあります。
子どもの状態をそのまま伝え、
どうすればいいのかを考えてもらう…。

これが正しい叱り方なのでしょうが、
そのことに慣れていない子どもに対しては、
事実を伝える前後に、
ソフトな環境を整えてあげると
圧倒的に伝わりやすくなるものです。

1.認めて
2.事実を伝えて
3.勇気づけする

このような対応で子どもとの関係性が構築できれば、
親御さんが、
「うちの子に何を言うんですか!!!」と
クレームをつけてくることもなくなるのだと思います。

サンドイッチ法、試してみてくださいね!