子どもに限らず、お母さん自身も!


当コラムをお読みいただいている皆さまは、子育てに対して常に学びの姿勢にあるのだろうと想像しています。

私は、そういった想いに突き動かされるようにして講座やセミナーや各メディアを通して、子育てにおける悩みを解決に近づける「ヒント」をお届けしているのです。

ただ、なかには、これまでお母さん自身の経験や考えで実践してきたこととは、異なる手法を提案することもあると思います。

ときには「しないほうがいい」と、否定してしまうようなこともあるかもしれません。

しかし、だからと言って

「私は全然できていなかったんだ」

と、落ち込むことはありません。

なぜなら

「しないほうがいい」

ことをしていたのは、よりベターなやり方を知る前のことだからです。

知らないのだから、できなくて当然です。
新たなやり方を学んだ今日から、また取り組みを始めればいいではないですか。

親になると、子どもの「できないこと」ばかりが目についてしまいます。

でも、その裏には「できていること」もたくさんあるのです。

それと同じことが、お母さん自身にも言えると思うのです。

ついつい、自分のできないことに目を向けては自分を責めてはいませんか?

特に勉強熱心なお母さんは、その傾向にあります。

できないことの裏には、できていることが絶対にあります。
段取りが悪くても、子どもと目を見て笑い合える時間が増えてきた。

感情的に叱ってしまったけど、それ以外のときは冷静に自分の気持ちをマネジメントできていた。
手抜きかもしれないけれど、今日もごはんを一緒に美味しく食べることができた。

こんなふうに自分ができていることに目を向けていくと、ちょっと気持ちがラクになるはずです。

 

written by 江藤 真規