イマドキ保護のREAL VOICE  -教育コーチングの視点-

case.25 中学3年生男子のお母さん

中学になってからスマホを使うようになりました。
最初は学校のルール通りに、
私が預かったりしていたのですが、
思春期もあり私の言うことを聞かなくなってしまいました。

結果、スマホ漬けです。
これでは勉強にもなりません。

先生から厳しく言ってもらえませんか?

お母さんにどう対応するか―子育てコーチ江藤真規の教育コーチング視点

 

自分が言って伝わらないとき、
人は誰かの助けを求めたくなります。

私が言っても聞かないなら、
先生に怒ってもらいたいーー。
そのようなご相談が、
多いのではないでしょうか。

もちろん、サポートをしてあげることは
問題ないのですが、おそらく
先生が伝えたところで、すぐに手放す
ということはないかと思います。

保護が考える部分を提示して
「先生に頼んだのに駄目じゃない…」という結果は
避けなくてはなりません。

課題解決を引き受けるのではなく、
保護が自分で動き出すための
アドバイスをする程度の関わりが
良いかと思います。

1)安心を促す
まずは、お母さんに安心してもらうことが大切です。
→「そういう問題は、本当に多いですね」

2)認識を促す
結局は「本人次第であること」をしっかりと伝えます。
→「お子さんの年齢ですと、周囲が何を言っても
本人がその気にならなければ、
やめることは難しいでしょう」

3)思考を促す
保護に考えるきっかけを与えます。
→「本人に気づかせるためには、
どのような取り組みができるでしょうか」

※先生からのアドバイスがあれば、
ここでお伝えください。
スマホに使っている時間を可視化する、
将来の目標を立てる
スマホとのよい付き合い方を子どもに考えさせる など

4)サポート体制にあることを伝える
塾は家庭の支援をしていくことを伝えてください。
→「なかなか時間がかかる問題だと思いますが、
の言うことに一貫性をもたせることは重要です」
「ぶれない軸をもってください。
私達も同様の軸をもって、お子さんに接していきます」

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スマホの使い方は、
家庭によって基準が異なります。
塾でルール化していない場合には、
子で考えてもらう。
それしか答えはないのだと思います。