「自分らしい人生」を言語化できますか?
自分らしさって何でしょうか。
自分らしい人生を送っている人は、何を持っていますか?
ふわっとした言葉を具体的にすることからはじめてみましょう。
最近よく保護者さまから聞く言葉に、
「自分らしく生きてほしい」というものがあります。
親が無理な方向づけはせず、
我が子の主体性を重んじた子育ては、
とてもステキだと思います。
多様性が重視される社会ならではの、
新しい子育て観と言えるのかもしれません。
一方で、「自分らしく生きる」という言葉が形骸化してしまっているのでは…、
と感じることもよくあります。
自分らしく生きるとは、決して楽をすることではなく、
マニュアル通りに生きるより、
ずっと責任もあり困難感も伴うもの…。
社会的ルールから逸脱する生き方ではなく、
社会の中で自分なりに課題を見つけ、
自分で動いていくという生き方、
それが自分らしい人生というものなのではないでしょうか。
まずはお母さんの考える「自分らしい生き方」とはどのような生き方か、
具体的に書き出してみませんか。
自分らしい生き方をしている人には何がありますか?
どのような経験が、自分らしい生き方の構成要因となっていますか?
書き出す行為で、モヤモヤしている気持ちが可視化され、
きっと気持ちがラクになることでしょう。
また、好きを見つけることは、自分らしさの原点です。
そのため、お子さんには多様な経験をさせてあげましょう。
その際には、お子さんを深く観察してみてください。
お子さんはどんな時に集中していますか?
どのようなことに没頭していますか?
ご自分の意見は挟まずに、ただお子さんの様子を観察します。
きっと新しい発見があることと思います。
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