塾現場のREAL VOICE
case.1 会話が続かないお母さんへの応策

「小学5年女子・Aさんのお母さんと、会話が続きません。
最近どうですか?と訪ねても、とくに変わりはないと言う。
おうちでも頑張っていますか?と訪ねても、本人に任せています。
何を投げかけても、ずっとこんな具合です……。」

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↓↓↓ 子育てコーチ・江藤真規の教育コーチングの視点 ↓↓↓

1:1となる面談で流れる無言の時間。
先生としては、気まずい時間と感じてしまいますよね。
応策は大きく3つあります。

<1>気にしない
発する言葉の数と、問いかけに反応するまでにかかる時間には
個人差があります。あまり、気にしないでください。

<2>答えざるを得ない質問をする
必ず相手が答えざるを得ない質問をしてみましょう。
コツは「どのような」を用いた質問です。

<3>笑顔で待つ
相手が考えている時間には「ゆっくり考えてくださいね」という
気持ちをもって笑顔でうなづきながら待ちましょう。

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やり取り例を、下記にご提案します。

●「お忙しいなか、いつもお迎えありがとうございます」と最高の笑顔でご挨拶
警戒心や緊張感をもって面談にのぞむ保護者も、多いです。
まずは笑顔と、お母さんへの存在承認で効果的に緊張感をほぐしていきましょう。

●「3月に入り、子どもたちはこんな様子です」
保護者はみんな、子どもたちの塾での様子に興味があります。
クラスの雰囲気を具的に伝えると、喜ばれるでしょう。

●「塾から帰宅後、どのような話をしていますか?」
答えざるを得ない質問を、挟み込みます。「どのような」と具例を求めることで
相手も答えやすくなります。

●「特に…」や「あまり話さなくて」ということであれば
「塾でエネルギーを使い切っているのですね!」と次につなげましょう。

●「お子さんが嬉しそうに話すのはどんなことですか?」
一問一答で終わらないために、セカンドクエスチョンを用意しておきましょう。

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質問をすることには、慣れが必要です。
そして慣れるまでは、違和感が伴う行為かもしれません。

評価者としてのお立場の先生方は
「YesでもNoでもない質問」をすることの意味合いを
感じられないかもしれません。

しかし、質問により、保護者と同じ絵を見ながら
話をすることができるようになります。
ぜひ使ってみて下さいね。