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【今回のご質問】
今は自分のことなど考える余裕もないのですが、「子育て」も「自分の人生」も楽しめる人生が理想です。

「ねばならない」を取り払う

主催する子育てコーチングスクールの生徒さんがおっしゃってました。

ここ(スクール)で学ぶことで、手にしたことは、
「どういう子どもを育てようかと思っていた自分から
どういう親としての人生を生きるかを考える自分になれたこと」。

子育てに対して、「せねばならない」という
責任感でいっぱいだった自分が、
子育てをしている「自分」に注目し、
自分の未来を考えられるようになったということです。

「責任感」以上に「喜び」や「楽しさ」を
感じ取れるようになったことの表れと感じます。

人間の子どもは、
自力では生きていけない状態で生まれてきますので、
親となったその日から、
親は「責任感」でいっぱいの日々を送るようになります。
「ねばならない」に支配されるということです。

しかし、徐々に子どもにも社会性が出てきたり
自分のことを自分でできるようになってきたら
親としての「自分」への、目の向け時かもしれません。

あるいは、「私、このままでいいのだろうか」という疑問が
ご自身の中に出てきて時が、
意識を変えるタイミングです。

うまく、「子育て+自分」に着目するためには、
不必要な、「ねばならない」を取り払ってしまいましょう。

2つの方法をご紹介します。

1) まずは事実に目を向けます。

自分のことを考えると、
子育ては疎かになってしまうのでしょうか?

いいえ、そんなことはありませんよね。

子どものことを考える行為と
自分の未来を考える行為は
当然、同時にできますし、
むしろ、相乗効果があったりします。

子どもにだけ向けられた目は、
子どものアラ探しをはじめてしまいかねませんが、
「子どものこと」時々「自分のこと」に向けられた目は、
きっと未来を探し始めることでしょう。

2) 自分の未来を想像する

親の気持ちは言葉を超えて
子どもにダイレクトに伝わります。
親がご機嫌でいることが
子どもにとっての最高の環境です。

では、どうやって…?

自分へのご褒美もいいですが、
ご褒美がなくなってしまうと
また心が落ち込んでしまうかもしれません。

自分自身の「未来」に目を向けてみてはいかがでしょう。
具体的な◯年後をイメージするのはおすすめです。

◯年後、子育て経験を重ねてきたあなたは
どんなことをやっているでしょう。
どんな社会的課題の解決に向けて
ご自身の力を使っているでしょう。

今動ける人は今動く。
今動けない状況なら、
動ける時に備えて種まきをしておく。

これだけでも、心はきっとご機嫌になるはずです。

不必要な、「ねばならない」を取り払う行為が
きっと、「子育て」も「自分の人生」も楽しめる人生を
形づくる基盤となることでしょう。