イマドキ保護者のREAL VOICE -教育コーチングの視点-

case.22  高校1年生男子のお母さん

小さいころから、子どもの主性を
大切に子育てをしてきたつもりです。

大学に関しても、
もちろん私達には希望もありますが、
本人が自分の意思で決められるように、
と考えています。

しかし、本人に
「どこの大学に行きたいのか」と聞いても
「わからない」
「将来の夢は?」ときいても
「わからない」

未来について、
会話の糸口さえみつからない状況です。

どうしたらいいでしょうか。

お母さんにどう応するか
↓↓↓ 子育てコーチ江藤真規の視点 ↓↓↓

目標は無理やり作る必要はないことをお伝えして、
保護者の方にラクになってもらうことが
大事でしょう。

目標がないことに悩む時間は、
さまざまな験をする時間にあてていく。

恐らく、そのほうが
本人の本当の夢や、
目標が見えてくると思います。

1)安心をうながす

「わからない、という答えは深く考えている証拠です。
いいことだと思いますよ」

→まずは、焦る必要はないと安心をうながしましょう。

2)目標の先にある「夢」のつくり方を考える

「夢って、どんな時に、どのようにして出来るのでしょうね」

→夢は何かを験したり、見たりした際に
ふと湧き上がってくるもの。
無理やり作るものではないということに気づいてもらいます。

3)「わが子らしさ」に目を向ける

「お子さんらしさって、どんな時に感じますか」
「どのような”らしさ”を感じますか」

→「わが子らしさ」に注目してもらいます。
そして「うちの子って結構いいじゃない!」と
思ってもらえるといいですね。

4)子どもの視野を広げるアプローチ

「お子さんの視野を広げるために、どんなことができそうですか」

→「らしさ」を発端に
子どもの視野を拡げるために、
どういった取り組みができるか
考えてもらいましょう。

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このような実践をした上で
「この生徒はもっと家庭学習の必要がある」と
ご判断される場合には、
それも加えてくださいね。